PORTFOLIO #084

山裾に沿う5レイヤーの家

敷地面積
728.55㎡ / 220.39坪
建築面積
82.25㎡ / 24.88坪

傾斜を生かしたステップが
空間にリズムと視界の変化を生む

4層のスキップフロアとロフトがあり、木登りをしているような視界の変化に会えるモリノイエ。まるで、階段の踊り場に居住空間があるような大胆な縦の動線は、吹き抜けの空間を生み、決して広くはない室内に開放感をもたらした。

敷地面積
728.55㎡ / 220.39坪
建築面積
82.25㎡ / 24.88坪

1stフロアのエントランスから、4thフロアまで続く階段を見る。2ndフロアは、タイル土間のリビング。3rdフロアは、ダイニング。4thフロアの天窓は、空間全体を照らす明かりとなる。
 
3rdフロアのダイニングから見る、4thフロアの子ども用リビング。左のドアの先には子ども用のベッドルームがあり、ラダーを登ればロフトへとつながる。

子ども二人が座って遊べるほどの小さなロフトから望むのは、背の高い木々の表情。上下階を行き来する、縦の動線により、木登りをしているような視界の変化に会える。

ロフトからダイニングを見下ろす。急傾斜がもたらす高低差が、エントランスからダイニングにかけて吹き抜けを生み、間仕切りを必要としないしつらえをかなえた。上昇する暖気の流れとともに、どこにいても家族の声が届く、開放的なワンルームに。

2ndフロアの土間リビングは、薪ストーブの蓄熱の役割を果たす。2mほどの壁際は、3rdフロアのダイニングでくつろぐ両親の視界から外れて、子どものひみつの遊び場となっている。

石段のエントランスアプローチ。ゆるやかなカーブが、モリノイエに入る気持ちを整える。四季を肌に感じられるように、あえてカーポートから距離をとった。
 
3rdフロアのダイニングとつながるウッドデッキは、内外の境界をあいまいにし、外に開いた食卓を生む。

「ヤドリギの下で友が出会うと幸せになり、敵が出会うと戦いをやめる」など、幸福な逸話をもつヤドリギ。山の傾斜に沿うひとつなぎの階段。このモリノイエのシンボル。