PORTFOLIO #001

Villa Vide Infini

敷地面積
728.55㎡ / 220.39坪
建築面積
82.25㎡ / 24.88坪

いつからか記憶に焼きついた
海のむこうのヴィラ

空に両手を広げたような台形の外観、光に包まれたあたたかな空間......。建て主が思いを馳せた憧れのモリノイエは、いつか見た海外のヴィラ。そのイメージに寄り添いながら、美しいシラカバが背をのばず丘上に設計。この場所で、夕暮れに染まる茜色の水平線を建て主に贈る。海外でも、軽井沢でも、地球にひとつのこの美しさに、憧れが叶った喜びが、よりいっそう幸せなものになることを願って。

敷地面積
728.55㎡ / 220.39坪
建築面積
82.25㎡ / 24.88坪

空に手が届きそうな丘の上に立つモリノイエ。台形のシルエット、光を取りこむ大きな窓をしつらえたありさまは、建て主の理想をかたちに。

エントランスから見る2Fダイニングの風景。直射をかわす南西に開いた、おおらかなワンルーム。劇場で物語の世界に惹きこまれるように、窓に映しだされる森のうつろいに、息を呑む。

キッチンからは、夕暮れにシルエットを浮かべる食卓のにぎわい、くつろぐ家族の横顔を望む。

絵画のようなシラカバの風景に包まれる、ウッドデッキからの眺望。

美しい風景が広がるダイニングとは対照的に、空間に包まれるリビングのありさま。音楽好きの建て主は、ここでは自然のうつろいからはなれて、読書や音楽鑑賞に勤しむ。居住空間の中心に、薪ストーブをしつらえたことで、あたたかな空気が室内に行き渡る。土の壁や石の床が加わり、木造の空間にリズムが生まれた。

リビングからダイニングを見る。あえて高低差をもうけたのは、ダイニングからの視線を夕暮れの水平線に合わせるため。さらに、階下の天井高を上げ、書斎とゲストルームに開放感を与える実利もかなえている。
 
エントランスから見るダイニング。土壁を切り抜き、視界の行き止まりをなくしたことで、空間全体に抜け感が生まれた。小さな工夫ひとつで、空間の印象は変わる。

エントランスから階下へつながる螺旋階段は、省スペースをかなえるとともに、動線の連続性を感じさせる。
螺旋階段の先に直結する、建て主のプライベートルーム。シンプルなホテルの一室のようなしつらえ。

1Fのプライベートルームに隣接するゲストルーム。夕暮れを望む北西に開いた出床窓は、ベッドルームが宙に浮いているかのような浮遊感をもたらした。