MORINOIE STORY #

都会と森に暮らす。
ノルウェーの文化が教えてくれた家族の時間。

2018.11.13

「子どもたちにどれだけ多くの経験をさせてあげられるだろうか」

トンボや蝶にふれる。薪を割る、火を起こす。美しい空気を胸いっぱいに吸う。子どもたちが眠りにつく時もずっと、そばにいる。服部夫妻が思い描いてきた別荘をもつ人生は、子どもたちへの愛に溢れていました。

“ふだん暮らしている東京の住まいでは、子どもたちと別々の部屋。だけどここでは、どんな時もみんながいっしょ。天窓から夜空の星をいっしょに見上げては、いろんな話をしながら眠りにつきます。
 
子どもたちにどれだけ多くの経験をさせてあげられるか。都会と森、それぞれでしか味わえないことをさせてあげたいんです。それが僕たちにできることですから。”

服部夫妻の優しい眼差しの先には姉弟の姿。庭に飛んで来る野鳥が産んだ卵を見つけたり、大きなクワガタを手で捕まえたり。軽井沢の別荘には、東京の暮らしとはちがう時間が流れています。
 
“本物を見た時の子どもの目の輝きって、やはりちがいますよね。やりたいことを全部やろうねと話しています。”
 
軽井沢の森暮らしで、服部夫妻がこだわったのは、家族4人がいつもそばにいること。眩しい朝日を浴びながら、みんなそろって目を覚ます。薪ストーブで焼きりんごやピザ、焼芋、パンを作るときも、みんながひとところに集まり、家族の思い出を重ねています。

「ノルウェーのセカンドハウスという文化。
軽井沢に別荘をもつという暮らし」

仕事で6年間ノルウェーに滞在していた頃、セカンドハウスの文化にふれた服部夫妻。ノルウェーでは、各家庭に代々受け継がれているセカンドハウスがあり、週末に家族との森暮らしを愉しんでいることを知り、 在欧中から日本での別荘を夢見るようになりました。
 
“ノルウェーには、金曜日の15時半に仕事を終えて家族との時間を過ごすという文化がありました。海辺に近い小屋に別荘をもつ人は釣りをしたり、蟹を獲ったり。山ではハイキングをしたり、森の中でサンドイッチを食べたり。特別なイベントがなくとも、自然体で過ごす時間に豊かさを感じました。”

「博物館や映画館に行く都会暮らし。
自然に包まれた森暮らし。
重ねていきたい子どもとの思い出」

服部さん自身がノルウェーで体感した別荘の魅力。今では月1回のペースで、モリノイエを訪れています。森へ行く週末が近づくと家族みんなが、東京の自宅の廊下に広げたカゴの中に、森暮らしで使うものを入れていきます。
 
“読みたい本だったり、シーツだったり、勉強道具だったり。でも、必要以上に入れ過ぎることはないですね。私たちも子どもたちも、ゆっくりと流れ、それでいて濃密な時間の心地よさにこそ、喜びを感じているので。”
 
「何もしない」という豊かな時間を刻む森での暮らし。しかし、都会の暮らしから学ぶことも多いと服部夫妻は言います。
 
“東京での週末は博物館に行ったり、映画に出かけたり。都会の生活は情報も多くて刺激があります。一方で、森の暮らしには、手間のかかることも多いです。子どもにとっても私たちにとっても、そのどちらの暮らしからも得られるものがあるはずなので、たくさんの経験をしていきたいですね。”
 
東京から車で2.5時間、新幹線で1時間という軽井沢のアクセスのよさのおかげで、別荘をもつハードルはあまり高くなかったと話す服部夫妻。その上、モリノイエからは、スキー場やゴルフ場へも約5分、蕎麦屋も温泉も徒歩圏内という立地のよさがあり、都会と森の暮らしの両方の豊かさを味わうことができたそう。
ノルウェーの文化にふれたことで、週末の別荘暮らしを夢見るようになった服部夫妻は、お互いの顔を見合わせながら、嬉しそうに言います。
 
“子どもたちは毎回、モリノイエを離れる時に、もう帰るの?まだいたいよと言っています。家族との今を大切に、かけがえのない経験をこの場所で育んでいきたいですね。”

服部邸
キッチンと子どもたちの机がひとつになったダイニングキッチン。みんないっしょに夜の眠りにつくベッドルーム。どこにいても家族4人をそばに感じられるモリノイエ。