森の週末映画館 011「きっと、うまくいく」

2018.01.12

モリノイエ編集室

映画のワンシーンは
過去と未来に書き残された手紙のように、
大切な何かを教えてくれる。
 
モリノイエで観たい映画を
マイペースに紹介していく「森の週末映画館」。
どうぞお楽しみに。

011「きっと、うまくいく」

原題:3 Idiots
公開:2009年
出演:アーミル・カーン / シャルマン・ジョシ / R・マドハヴァン 他
監督:ラージクマール・ヒラーニ
 
大学生トリオが、友情、恋、そしてインドの社会問題を物語るコメディドラマ。公開当時、インド映画歴代興行収入1位を記録。2010年のインドアカデミー賞では、史上最多の16部門を受賞した大ヒット映画。
 
自由奔放だが、成績首席の天才ランチョー。貧しい家族の生活を背負い、すべて神頼みの苦学生ラージュ。平凡な家庭に育ち、幼い頃からエンジニアになることを強要されてきたファルハーン。それぞれの家庭の期待を背に、インド屈指の難関工科大学に入学してきた彼らは、強権的かつ保守的な大学の教育に従わず、学長から目の敵にされてしまう。

ところが、常識を疑う彼らの行動が次第に、ステータスで優劣をはかる大学に、変革をもたらしていく。そして、そんな彼らの仕掛けの裏側には、ランチョーのある秘密が隠されていたのだった......。

合言葉は『Aal Izz Well (アール・イズ・ウェル)』

コメディ、ミュージカル、ヒューマンドラマなどの要素を巧みに組み合わせたストーリー展開で、笑いと涙の渦に巻き込む本作。カースト制度を背景としたインドの階級社会を風刺し、複雑な問題提起を爽快にまとめ上げたことで、世界中の注目を集めました。
 
物語の軸となる3人の男子学生たちは、常識を覆す発想と行動で、大学の閉鎖的な規律や風習、インドで問題となっている過度な競争社会に警笛を鳴らしていきます。
 
ステータスよりも、自らが信じるものを貫き、『Aal Izz Well(きっと、うまくいく)』と、現実に解決の糸口を探し出そうとするひたむきな姿は、私たちの心を射止め、諦めない気持ちを掻き立ててくれるはず。
 
今年は、どんなことが待っているでしょうか。良いことも苦難も、いつかはきっと晴れるはずと、信じて走り続けることが、日々に明るい光を照らし出してくれる。そんな期待と夢で胸をいっぱいにさせてくれる、まさに新年のはじまりにふさわしい映画です。
 
それでは、また。
素敵な週末を。