森の週末映画館 007「ショコラ」

2017.11.09

モリノイエ編集室

映画のワンシーンは
過去と未来に書き残された手紙のように、
大切な何かを教えてくれる。
 
モリノイエで観たい映画を
マイペースに紹介していく「森の週末映画館」。
どうぞお楽しみに。

007「ショコラ」

原題:Chocolat
2000年
出演:ジュリエット・ビノシュ / ジョニー・デップ 他
監督:ラッセ・ハルストレム
 
人々を幸せにしてしまう不思議なチョコレートをつくるヴィアンヌという女性の物語。伝統と規律を守る小さな村にやってきた彼女は、チョコレートショップを開店。村人たちは、見たことのないチョコレートの美しさと、自分の好みにピタリと合わせて勧められるチョコレートに、すっかり虜になってしまう。そして、閉ざしていた心を、少しずつ解き放つのだが......。
英国人女性作家のベストセラー小説を映画化した作品。

「知ろうとすること」

閉ざされた小さな村で、しきたりに従うがあまり、厳かな生き方に縛られてきた村人たち。彼らのステレオタイプな価値観は、人生で初めて味わうチョコレートによって、ぐるりと変わっていきます。まるでカルチャーショックのように。
 
そんな村人たちの心の変化が教えてくれるのは、未知なるものを知ろうとする素直な好奇心の大切さ。私たちの日常にも、思いもよらぬ幸せをもたらしてくれるということ。
 
人生の不思議なきっかけや葛藤、本心を閉ざしていた人々の、心の交流を描いた本作。文学的で、実にいくつものテーマが内包されています。観終わった後に、さまざまな問いに考えを巡らせてみるのも、また、一つのきっかけになるはずですから、ぜひおすすめです。
 
それではまた。
素敵な週末を。