Kさんご家族

Knock on the door

Vol.03

自然の植生を保つ貴重な2本のカラマツが残る、Kさんの別荘。
木々には、オオルリ、キビタキ、クロツグミ、イカル、そしてアカハラなど
夏の軽井沢らしい賑やかな声を響かせる鳥たちが集います。
幼少時から軽井沢での別荘暮らしを経験し、
今では奥様やご友人と一緒に贅沢な時間を楽しんでいらっしゃる
Kさんに、色あせない軽井沢の魅力を中心に伺いました。

-人と自然が共存する森の暮らし

Kさんの軽井沢歴は50年以上。「祖父母や親戚が所有する別荘に子どもの頃から来て遊んでいました。離山散歩、千ヶ滝のニジマス釣り、星野の温水プール、テニス、旧軽のピロシキ、そして昼の賑わいと夜の静寂…。軽井沢の多彩な魅力を知ってしまったら、他の地に別荘を構えることは考えられなかったですね」。ご自分の別荘を具体的に考え始めたのはご結婚後。「自然のまま残っているカラマツの木に惚れ込みました」と誇らしげに語る庭の豊かな植生は、手間と時間をかけながら徐々に育くんでいったそうです。「昔の人は、蒸し暑いなと思ったら軽井沢に来て、ヒヤッとしてきたら帰っていったそうです。そんな自然に寄り添う暮らしができたら最高ですね」と森の暮らしの理想を教えてくださいました。

-楽しい森の暮らしをカタチにする

「シンプルなデザインの建物が好みなので、ホームページの実績を見てピン!ときました」というKさん。建築の知識も豊富でディテールにもこだわり、月に1、2回は施工現場を訪れてその場で相談しながら作業を進めることもありました。「駐車場の砂利のツキ固めは自分でできるな、とか、ウッドデッキには低い目線の座卓を設えたいなとか、自分のイメージを形にしていきました。デザインも大切だけど、もちろん予算も大事ですから」。二人きりの時も適度に空間を仕切れるロフトは奥様のアイデア。扉のほとんどを引き戸にして空間に広がりをもたせるなど、お客様を迎えることも想定した間取りにしています。家づくりは、自分が何を大切にしているか改めて考える良いきっかけ。今はこだわりの詰まった森の家で、週末を楽しんでいらっしゃいます。

-Kさん流、軽井沢の一日

土日を軽井沢で過ごすなら、渋滞を避けるために出発は金曜の夜。「着いたその夜は早々に就寝して、翌朝陽が昇る頃に起床します。庭を巡回すると、イノシシなど野生動物の痕跡にも気づきます。ああ、軽井沢に来たなって、心のスイッチが切り替わりますよ」。それからゆっくりコーヒーとパンで朝食。「ウッドデッキのテーブルで、今日は何をしようかなと考えます。例えば朝9時に開店する商店で買い出しを済ませて、昼食はあの店で食べようとか。楽しいことをいろいろ思い浮かべます」。午後は、読書をしながらウトウト。「時間に追われない贅沢を実感しますよ」と満足そう。一方奥様は、デッキで野鳥を観察。季節ごとの鳥の声を聞くことで、四季の移ろいをより強く肌で感じられるそうです。 「夕方の散歩から帰ったら陽が暮れる前にお風呂に入ります。自炊した夕食を食べると、20時には眠くなっちゃいます(笑)」と、都会では考えられないリズムで暮らすお二人。充実感のある一日を過ごすことで自然と健康的な暮らしになるそうです。

-都会と森、行き来があるから楽しい

月1回から2回のペースで、森の家を訪れるKさん夫妻。「都会暮らしも好きなんです。買物は便利だし、情報も簡単に手に入る。でも都会暮らしがあるからこそ、軽井沢の良さも際立つと思います」とほほえむご主人。日常生活で貯まったストレスも、非日常的な週末の楽しみを考えることでマインドリセット。一人で来ても友人と集まっても、知らないうちにストレスは発散しているそうです。「荷造り自体も楽しいですよね。バーベキューをしようと決めたらその仕込みをしたりして、前日からワクワクします。その興奮は何回来ても色褪せない」と、出かける一手間に楽しさを見つけているご主人。「せっかくあれこれ仕度をしても、1日何もせずボーっとしてしまうこともあります。時間に追われないって、贅沢ですよね」と森の暮らしの楽しみ方を熟知していらっしゃいました。

-かけがえのない仲間と集う場所

あと4年ほどで定年を迎えるKさん。「軽井沢での定住は考えていません。都会と軽井沢、それぞれの良さがあります。平日の時間を使えるようになれば、どちらも自由に楽しめるのですから」と、どちらにも寄らないバランスの良い楽しみ方を考えていらっしゃいます。「大勢の友人を自宅に呼ぶことは難しいけど、こっちなら皆で集まれますから。今よりもっと遊ぶ機会が増えそうです」と、これからもどんどん森の暮らしを満喫するご様子。「飲み会でコミュニケーションするよりも、バーベキューをして一泊する方がずっと人となりも分かります。関係が深くなるんです」とおっしゃるKさん。今は、遊びに来るご友人から「ピザ釜を構えて欲しい」と要望されているそうです。「期待されるのは嬉しいけど、ちょっと待ってよって(笑)でも、そういうのが楽しいんですけどね」。森の暮らしが人と人の交流を育み、Kさんの人生もますます賑やかになりそうです。

K邸

軽井沢の植生を見事に活かした庭をはじめ、こだわりながらも自然体を大切にするお二人の性格が表現されたK邸です。

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