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森を読む002

何年もの歳月を重ねて、

日々の風に吹かれて、雨に打たれて、

あるがままに空へ広がっていく森。

それがあなたの森暮らしのそばにあるのなら、

私たちのモリノイエづくりは

大地を踏み、枝葉をかきわけ、木々を見上げて、

森を読むことからはじめたい。


森を読む002


近くに教会がある静かな森。手入れの行き届いたこの地には、生き生きと育った広葉樹や針葉樹の隙間から、木漏れ日があふれています。

 

かつてこの場所には、築30年くらいの別荘がありました。

敷地の北側に寄せた、オーソドックスな配置。

軽井沢で暮らす建て主が求めていた、自然との関わりを思うと、このオーソドックスな配置は、必ずしも正解とは言えない。

 

そう考えた末にとった新しい配置は、敷地の真ん中に建物を置くという方法。そして、敷地に対して斜め45度に置くこと。木々をギリギリかわしたこの場所ならば、森の木漏れ日が家にあたたかさをもたらしてくれます。

 

車を降りて、エントランスまでは少し歩くことになりますが、そういう小さな不便に寛容になることも、森暮らしのひとつのコツとなるでしょう。

森の佇まいに似合う、シンプルな片流れ屋根は、森の中にいても、主張しすぎないから、ちょうど良いもの。

土地のゆるやかな傾斜をプランに取り入れたスキップフロアは、完全な2階建に比べると、上下階のつながりに、どこにいても家族の気配を感じられるもの。

 

そんなモリノイエから望む風景は、森に暮らす心地良さを大きく左右します。

森と空のコントラストを、ダイナミックに描き出すパノラマ。

見上げるクリの木。

鳥の目線、虫の目線で、遠くを見通す抜け。

 

家族をそばに感じるコンパクトな家に、視界の工夫を加えたのなら、まるで森の中に住まいがあるような居心地を感じられるはず。愉しい家族との時間が、もっと愉しくなるでしょう。