Blog

いつものお気に入り?

理想は、何も引っかかりのないもの。
際立っているものは求めない。
普通で、自然に、心に、身体に入ってくるもの。
そして、いつも近くにいるのに、その存在が空気のようなもの。

いつものお気に入りは、そんなものであると素敵だなと考えます。
生活の全てをシンプルにしてこそ、
頭を空っぽにして集中しなくてはならないこと、
突発的に起きる大事なことなどに、
冷静に対処する心身ができると思うのです。

・・・年齢を重ねると、服装は形よりも素材で選ぶようになりました。
上質なメリノウールなどは、うっとりするような肌触りです。
そんなシャツを着ていると一日が穏やかでリラックスできるのです。

・・・年齢を重ねると、食が細くなりました。
それは美味しいもの、つまり安全なものしか受け付けない身体に
変化しているからなのだと感じます。
美味しいものは少量でも気持ちと身体が満足します。

・・・年齢を重ねると、物量に執着がなくなりました。
そうなると、毎日の生活の場がミニマムになりました。
その代わりに、なくてはならないものの全てに、
こだわりが出てきました。

『衣食住』がきちんとしていると、
心が安定し、身体をいたわれるようになれます。
バランスを大切にして、
日々を丁寧に生きていきたいという欲求が以前よりも多くなりました。

『衣食住』の他にもう一つ大切にしていることは『旅』。
スリランカは私の心を解放してくれる素敵な場所でした。
心の暖かいスリランカ人の友人は私を遠くから支えてくれています。

ジェフリー・バワはスリランカ人の建築家。
アマンリゾートなどのデザインコードの源流は彼にある。
ここ『ルヌガンガ』(写真)はバワの友人たちとの
心を開き歓談に興じた夢想の楽園と言われている。
広大な敷地には友人たちをもてなす別荘が点在している。

バワに招かれたように『ルヌガンガ グラスハウス』に
滞在した日のことは忘れられない。

写真:五十嵐さとし